タオルは日常の中で、当たり前のように使っているものです。よって、現代ではそこまで"ありがたい"といった特別な感情を抱くような印象のものではないかもしれません。しかし、朝起きて顔を洗うとき、外出先で手洗いをするとき、お料理や後片付けに掃除、そしてお風呂。生活のあらゆるシーンにおいて、タオルは必要不可欠な存在ですよね。
そこにあることが当然だからこそ、タオルの存在に感謝するなんてことは、よほどのことがない限り思わないでしょうが、もし、今の生活にタオルがなかったとしたらどうでしょう。汚れた手を拭くこともできず、汗をぬぐうこともできず、入浴などで濡れた全身には水滴がしたたったまま。不便というより、不快ですよね。
ちなみに、「なかったら困る!」という、活用シーンをひとつ例えるなら、スポーツの試合です。顔はもちろん、手足や髪まで汗でびっしょりとなったとき、もしタオルを忘れてしまっていたら、セット間などに心を切り替えることもできず、汗がダラダラと流れる全身が、プレーにマイナスな影響を及ぼしかねません。
そう考えると、タオルというものは私たちの生活にとても密着したもの。
なお、日本にタオルが入ってきたのは、明治5年に英国から輸入されてきたと記録があるようで、また、日本で最初に作られたのは明治13年とのことです。
もちろん、それ以前にもタオルと類似する用途のものはあったのでしょうが、抜群の吸水性などの特徴をもつタオルは、きっと当時の人たちの目には"貴重品"と映ったのではないでしょうか。